0歳の部屋作りで重要!赤ちゃんが安全に過ごすためのポイント

公開日 2025年5月9日 最終更新日 2025年5月9日

「0歳の部屋作りで何から始めればいいか分からない」

「赤ちゃんの部屋をおしゃれで過ごしやすい空間にしたい」

これから赤ちゃんをお迎えする方は、部屋作りに関する悩みが多いと思います。

 

0歳の部屋作りで重要なのは、見た目のおしゃれさ以上に、赤ちゃんが安全に過ごせるかどうか?という点です。ご両親が目を離した隙に、赤ちゃんに危険が生じる可能性は常にあります。そのため、赤ちゃんの行動を予測して、危険から守る対策をとることが大切です。

また、”部屋の空気”のような、目に見えないものが赤ちゃんの安全を脅かす可能性もあります。

今回は、0歳の部屋作りで重要な、赤ちゃんが安全に過ごすためのポイントをご紹介します。

赤ちゃんの「転落」を防止するベッドや窓

0歳の部屋作りではじめに考えたいのが、赤ちゃんの「転落」を防止する対策です。

赤ちゃんが転落する恐れがあるのは、ベッドと窓なので、どちらも併せて防止策を講じましょう。

まずは、ベッドから転落を防止する方法です。

赤ちゃんを寝かせるベッドは、大人用ベッドではなくベビーベッドが良いとされています。

消費者庁への事故報告では、0歳児や1歳児の赤ちゃんが大人用ベッドから転落した事故が564件も確認されています。

6〜7ヶ月未満の赤ちゃんは、1m以上の高さから衝撃の強い場所へ転落するとリスクが高いといわれています。床にカーペットが敷いてあれば多少は衝撃が和らぎますが、危険なことに変わりはありません。

 

幼児用ベッドガードは、赤ちゃんが挟まれて窒息する恐れがあり、生後18ヶ月未満の赤ちゃんへの使用が禁止されています。

赤ちゃんの転落事故を防止するには、以下の方法が有効です。

・ベッドを壁付けに設置する

・布団を敷いて寝かせる

・床にクッションやマットレスを敷いておく

そもそもベッドを選ばないこと、落下に備えること、この2つが重要です。

次に、窓からの落下防止です。

赤ちゃんの落下事故を防ぐためには、常に窓を閉めて鍵をかけておくことが大切です。

換気時に窓を開ける際は、赤ちゃんが勝手に網戸を開けてしまわぬよう、ストッパーを取り付けておきましょう。

赤ちゃんの「ぶつける」を防止する机や家具

赤ちゃんが安全に過ごすためのポイント、2つ目は「ぶつける」を防止する対策です。

0歳の部屋作りでは、机や家具のデザイン性に気を取られがちですが、赤ちゃんにとって危険になる箇所はないか?という安全性もしっかり見ておきましょう。

部屋に机やチェストなど角のある家具を設置する場合、赤ちゃんが頭や顔、手足をぶつけてケガをしてしまう可能性があります。

ご両親が目を離した隙に、赤ちゃんはどんな行動をとるかわかりません。万が一、赤ちゃんがぶつけてしまった時に備え、ケガを防止することが大切です。

机やチェストなどの家具には、角部分に「コーナーガード」「コーナークッション」を取り付けるようにしましょう。これらの製品は、赤ちゃんが頭や顔をぶつけた時の衝撃を和らげてくれます。

貼って剥がせるテープを使用しているものがほとんどなので、不要になったら簡単に取り除けるので安心です。

赤ちゃんの「感電」を防止するコンセント

赤ちゃんが安全に過ごすためのポイント、3つ目は「感電」を防止する対策です。

赤ちゃんの感電事故で多いのが、コンセントの差込口を濡れた手で触ったり金属を差し込んだりするケースです。

コンセントによる感電事故は危険性が非常に高く、やけどや火災、内臓の損傷などさまざまなリスクがあります。0歳の部屋作りでは、特に注意すべきポイントといえるでしょう。

コンセントに起因する感電事故を防止するには、「コンセントキャップ」でコンセントの差込口を塞いでしまう方法がもっとも簡単です。

 

ただし、コンセントキャップの中には弱い力で外れてしまうものがあるので注意しましょう。コンセント全体が覆える、フルカバータイプのコンセントカバーがおすすめです。

赤ちゃんのいたずら防止に特化した製品を選べば、より効果的に感電防止できます。

赤ちゃんのシックハウス症候群を防止する塗料

0歳の部屋作りで見落としがちなポイントは、目に見えない部分での安全対策です。

具体的には、家の外壁や室内塗装、家具に使用されている「塗料」が挙げられます。

塗料に含まれる有害物質やVOC(揮発性有機化合物)は、大人はもちろん、赤ちゃんに与える影響が非常に大きいです。赤ちゃんの長期的な健康面を考慮すると、有害物質やVOCを極力取り除いてあげることが大切です。

赤ちゃんはシックハウス症候群になりやすい

皆さんは、赤ちゃんが過ごす部屋の「空気」を意識したことがありますか?

部屋の空気が汚れていると、さまざまな健康被害が起こる可能性があります。例えば、シックハウス症候群や化学物質過敏症、アレルギー疾患などが挙げられます。

 

赤ちゃんは大人よりもシックハウス症候群にかかりやすいといわれています。その理由として、以下のことが考えられます。

 

・室内にいる時間が長い

・大人よりも体重あたりの吸気量が多く、化学物質を多く取り込んでいる

・大人よりもアレルギー反応を起こしやすい

・大人よりも免疫力が低い

・化学物質が停滞しやすい低位置で過ごす

もし、赤ちゃんがシックハウス症候群にかかったら、どのような症状が現れるのでしょうか。一例として、次の症状が挙げられます。

・咳やくしゃみ

・目の充血、涙

・皮膚の炎症、かゆみ

・ゼーゼーという呼吸

・よだれ、めまい

シックハウス症候群にかかると、一時的な症状で済む場合もあれば、慢性疾患を引き起こす場合もあります。

 

シックハウス症候群は、家の建材や家具、塗料からの過剰な有害物質が原因で起こる疾患です。建築基準法では、クロルピリホスの使用禁止やホルムアルデヒドの使用量制限、換気設備の義務付けなど、シックハウス対策が定められています。

こうした理由から、0歳の部屋作りでは、いかに有害物質やVOC(揮発性有機化合物)を減らすかが重要な課題となります。

塗料に含まれる有害物質やVOCについて

塗料に含まれるVOC(揮発性有機化合物)とは、常温で気体や蒸気になる性質のある有機化合物のことです。

VOCのうち、環境や人体に悪影響を及ぼす物質が有害物質とされています。ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、ベンゼン、トリクロロエチレンなどが代表例です。

VOCや有害物質は塗料の中でも油性塗料に多く含まれています。

VOCには完全に無害な物質はないとされていますが、水性塗料は健康被害が最小限になるような配合になっているため、油性塗料に比べて赤ちゃんに与える影響は少ないです。

室内でVOCを発生するものには、塗料のほかに建材や家具、カーペット、煙草、化粧品などが挙げられます。ベビーベッドやマットレス、テーブルからVOCが発生することもあります。

ある研究では、妊婦が仕事でホルマリン・ホルムアルデヒドを扱う機会が多い場合、生まれた子どもの精神運動発達に遅れが出る可能性があると結論づけられました。

0歳の部屋作りでは、赤ちゃんはもちろん、妊婦さんがVOCや有害物質にさらされないような対策をしましょう。

0歳の部屋作りに最適な塗料とは?

0歳の部屋作りに最適な塗料は、低VOCあるいはゼロVOCの水性塗料です。これらの塗料は、VOCの含有量が少ないか一切含まない成分配合になっており、油性塗料のようなきつい臭いを生じることもありません。

 

安全性を考慮すると、できればゼロVOCの塗料を選びたいところ。低VOCは、あくまで従来の塗料より有害物質の含有量が少ない塗料であり、有害物質が全く入っていないというわけではありません。

より安全性の高い塗料を選ぶには、製品の成分表示を見て、有害物質が含まれていないかを確認しましょう。

 

建材や家具、壁紙など、すでに室内にある物から発生する有害物質への対策として、化学物質を吸着中和する塗料の使用が有効です。

 

エアピュアペイントは、独自技術の「モレキュラシーブ」が採用されており、VOCを含む有害物質を吸着中和する機能をもちます。塗るだけで空気清浄機能が発揮されるのは嬉しいですね!

0歳の赤ちゃんを迎えるご両親へ!理想の部屋作りのアイデア

植木鉢をペンキで塗るアレンジのアイデア

これから赤ちゃんを迎えるご両親へ、オーガニックペイントを使った、理想の部屋作りに役立つアイデアを提案します。

塗ったところが黒板になるチョークボードペイントは、お子さんの落書きから本格的なアートまで、多彩な表現を可能にします。壁紙を塗り替える、落書き用の黒板を作る、ベビーベッドや家具に塗る、外壁塗装に使う…など、さまざまな用途に使用できます。

「カフェみたいな部屋作りがしたい!」「ファンタジーな部屋作りがしたい!」など、理想の部屋作りを叶えてくれますよ!

エコスのチョークボードペイントは、定番グリーンを含めて25色のカラーバリエーションがあります。エアピュアペイントは8色展開なので、インテリアに合わせたカラー選びができます。

まとめ|0歳の部屋作りでは、さまざまな視点で安全性を考慮しましょう

今回は、0歳の部屋作りで重要な、赤ちゃんが安全に過ごすためのポイントをご紹介しました。

「転落」「ぶつける」「感電」といった目に見える危険から赤ちゃんを守る対策も重要ですが、室内の空気のような「目に見えない危険」にも意識を向けてみてください。

赤ちゃんが過ごす部屋を快適に保つのに、2つの塗料をおすすめします。

・ゼロVOCで安全無害なチョークボードペイント

・ゼロVOCかつ有害物質を吸着中和するエアピュアペイント

これらの塗料は、安全性が非常に高く、万が一赤ちゃんが食べてしまっても健康被害の心配がありません。ご家庭で0歳の部屋作りをする時はもちろん、保育園や教育施設にもおすすめです。

この記事を参考に、さまざまな視点で安全性を考慮し、0歳の部屋作りを進めてくださいね!

担当ライター

WEBライター 原野 光佳(はらの るか)

WEBライターとして、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。

インテリアデザインやおしゃれな家具・雑貨、色の持つ効果などに関して勉強中です。

化粧品や食品などもオーガニックを好んでおり、ユーザー目線でオーガニックペイントの魅力を伝えていきます!

グリーンエレファント

2009年設立。2012年よりエコスオーガニックペイントを輸入販売しています。シックハウス診断士、化学物質過敏症サポーターの資格を取得したスタッフが応対します。

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