ペンキを売ってる場所の一覧まとめ!メリット・デメリットを比較
公開日 2025年5月13日 最終更新日 2025年5月13日

「ペンキを売ってる場所を知りたい!」「ペンキが安い店ってどこ?」「体に優しいペンキを探している」など、ペンキをどこで購入するか迷っている方は多いと思います。
ペンキを購入する店によって品揃えや値段が違うため、どんな店舗にどういった種類のペンキが売られているか把握しておくとよいでしょう。今回は、ペンキを売っている場所とともに、取り扱いのあるペンキの種類や価格感、どんな人におすすめかをまとめていきます。
製品によって値段に違いがある理由についても、分かりやすく解説します。
ペンキを売ってる場所はどこ?品揃えや価格感を比較
ペンキを売ってる場所①ホームセンター
ホームセンターは、住まいやDIY用品、園芸用品、生活雑貨などを幅広く取り扱う大規模店舗です。代表的なホームセンターとして、カインズやコーナン、DCM、コメリが挙げられます。
DIY用品として、木材や工具、接着剤、塗料(ペンキ)などあらゆる製品が販売されています。DIYに必要な道具が一度に全部入手できるため、外壁補修や内装塗装、家具の制作を行いたい人に向いています。
ホームセンターでペンキを購入するメリットは以下の通りです。
・実物を手に取って比較できる
・低価格で購入できる
・キャンペーンなどで割引が適用されることがある
・会員になるとポイントが貯まる、使える
・住宅街に立地することが多く、足を運びやすい
2025年の調査では、全国にあるホームセンターの数は4,530店舗であることが分かりました。自宅の近くにホームセンターがある方にとっては、メリットが多いといえます。
ペンキ主流メーカーの製品がおおむね揃っているため、用途に応じたペンキが手頃な価格で購入できます。価格感は、メーカーや性能にもよりますが、1Lペンキで2,000円台〜3,000円台が相場です。

その反面、以下のようなデメリットもあります。
・ペンキの専門的な知識を持つスタッフがいないことがある
・ペンキの品揃えの良し悪しに店舗差がある
・大容量で販売している製品が少ない
・自然塗料や高性能なペンキが置いていない
ホームセンターはあくまでも商品を販売する場所なので、スタッフによってはペンキの知識が全くない人もいるようです。ネットなどである程度予備知識をつけてから足を運んだ方が良いでしょう。
また、少量かつ一般的なペンキを取り扱う店舗が多いため、4L以上の大容量サイズや健康に無害な塗料、高性能なペンキが欲しい人には向かない場合があります。

ペンキを売ってる場所②100円ショップ

ペンキがもっとも安く購入できるのは100円ショップです。有名な店舗に、ダイソー・セリア・キャンドゥがあります。
最近では、100円ショップでさまざまな種類のペンキが売られており、刷毛やマスキングテープ、ペイントローラー、ニス、塗料皿など塗装用具の種類も豊富です。100円ショップのペンキは、扱いやすいプラスチック容器入りのペンキや、ラッカースプレーが主流です。
100〜200円と値段がお手頃なことから、塗装初心者の方がDIYにチャレンジするのに用いられています。
100円ショップでペンキを購入するメリットは以下の通りです。
・ペンキや塗装用具の価格が安い
・費用を最小限に抑えてDIYできる
・品質がホームセンターと変わらない
・少量から購入できる
・店舗数が多く立ち寄りやすい
値段が安いからといって品質が低いわけではなく、成分はホームセンターなどで売られている塗料と大きな違いはありません。
少量から購入できるので、お試し感覚でDIYできるのが魅力的です。

その反面、以下のようなデメリットもあります。
・大容量のペンキがない
・かえって割高になることがある
・耐久性が低めなので外壁塗装には向かない
・ペンキの種類が限られている
100円ショップで売られているペンキは容量が少ないものが多く、狭い範囲に塗るのに向いています。広い範囲を塗るには多くのペンキが必要になり、かえって割高になってしまう点に注意が必要です。
また、一般的に100円ショップで売られているペンキは、安価なアクリル樹脂系塗料を原料としており、あまり耐久性が高くありません。ほかの塗料に比べて耐水性も低いため、外壁塗装よりも内装塗装や家具の塗装に向いているでしょう。

ペンキを売ってる場所③塗料専門店

塗料専門店は、その名の通り塗料を専門に扱うお店です。
国内シェア率の高い大手メーカーとは異なり、ホームセンターやECストアで商品が売られていることは少なく、ほとんどが自社のホームページやオンラインストアで販売しています。
お店によってペンキの値段が大幅に異なる場合があり、価格感はホームセンターよりも高めです。一例として、エコスオーガニックペイントの黒板塗料は1Lで13,200円(税込)、エアピュアペイントは1Lで15,400円(税込)です。(2025年5月現在)

塗料専門店でペンキを購入するメリットは以下の通りです。
・大容量サイズのペンキが売られている
・塗料の種類が豊富(主成分やカラーの選択肢が多い)
・多くのペンキを使う時は割安になる
・自然塗料や天然塗料、高性能なペンキがある
・外壁塗装や内装塗装など用途に応じたラインナップがある
・スタッフが有資格者など専門的な知識を持つ
・塗料選びの相談やアドバイスを受けられる
上記のように、塗料専門店でペンキを購入するメリットは非常に多いです。
特に注目したいのが、自然塗料や天然塗料、高性能なペンキがある点です。
同じアクリル系塗料でも、一般的なペンキには溶剤やアクリル製柔軟剤が使用されており、人体に影響を与える可能性があります。
塗料専門店で扱う「自然塗料」「天然塗料」は、天然素材が中心となっていて、人工的な化学物質が極力省かれています。また、環境や人体に悪影響を与えるVOC(揮発性有機化合物)の放出が少ない、もしくはゼロのペンキもあるため、家族や子供に優しいペンキを選びたい人におすすめです。

塗料専門店でペンキを購入するデメリットとしては、
・100円ショップやホームセンターに比べて値段が高い
・店舗数が限られている
上記のことが挙げられます。
値段が高い分、耐久性に優れている・人体への影響が少ない・発色が良いなどのメリットが得られるので、ネガティブに捉える必要はないと思います。
塗料専門店は店舗数が限られており、自宅の近くに実店舗がない・そもそも店舗を持たないなどの場合があります。多くのお店はオンラインストアを設けているので、大きなデメリットにはならないでしょう。
ペンキを売ってる場所④オンラインストア

「ペンキを売ってる場所が近くにない」とお困りの方は、オンラインストアでの購入を検討しましょう。
ペンキを取り扱うオンラインストアにもさまざまな種類があります。Amazonやヤフーショッピング、楽天市場など塗料以外の商品を幅広く取り扱うECサイトのほか、塗料専門店のオンラインストアでもペンキが購入できます。
ECサイトで販売されているペンキは、主にホームセンターで売られている大手メーカーの製品が中心です。そのため、塗料専門店が製造販売しているペンキが欲しい場合は、そのお店のオンラインストアを利用するのがベストです。
最近では、実店舗を持たないオンライン特化の塗料専門店もあります。自宅にいながらペンキを購入できるので非常に便利です。
実際の商品が見られない点を不安に思う方もいらっしゃると思います。ほとんどのお店で、サンプルを無料もしくは有料で提供しているので、心配な方はまずサンプル請求を行いましょう。

例えば、福岡県に所在するグリーンエレファントでは、オーガニックペイントの色見本サンプルを無料で、塗料のサンプルを有料で提供しています。実店舗はありませんが、各種クレジット・銀行振込・オンライン決済など幅広い支払方法が選べます。
ペンキの値段の違いは何が理由?

ペンキは製品によって値段が大きく異なります。ペンキの値段を決定する大きな要素が、含有成分です。一般的な塗料はアクリル系・ウレタン系・シリコン系・フッ素系というように、主成分によって種類分けされており、耐久性や耐水性などに違いがあります。
耐久性や性能が高い塗料ほど値段が高い傾向にあり、アクリル系がもっとも安価で、フッ素系がもっとも高価です。主成分での種類分け以外にも、油性塗料と水性塗料で分けることができ、油性塗料の方が水性塗料よりも値段が高い傾向にあります。その理由として、油性塗料の方が水性塗料よりも耐久性や密着性、作業性が高いことが挙げられます。
水性塗料は水で希釈するため、乾燥までに時間がかかり、完全に乾燥する前は水に弱い性質を持ちます。一方、油性塗料は希釈剤にシンナーなどの有機溶剤を用いるため、乾燥時間が短縮され、塗料の蒸発が抑制されるため高い耐久性が期待できます。
油性塗料の方が水性塗料よりも耐久性が高い、水性塗料は水で落ちてしまう、といったイメージがある方もいると思います。実際はそうではありません。最近は技術の向上により、水性塗料も油性塗料に引けを取らない耐久性を持ち、完全に乾燥すれば雨で落ちてしまうことはありません。昨今は、外壁塗装で水性塗料を使用する事例も増えています。 |
オーガニックの水性塗料は環境や人体にやさしい

本当に環境や人体に優しいペンキ、それはオーガニックペイントです。天然塗料や自然塗料は、必ずしも「安全で体に良い」とは言い切れないので注意が必要です。天然由来の成分の中には有害物質や放射能を含むものもあります。
人工的な有害物質はもちろん、有害物質の含まれる天然素材や自然素材を一切使用していないため、安全無害です。エコスオーガニックペイントは、赤ちゃんが舐めても大丈夫な塗料で知られており、一般家庭や保育園、教育施設、公共施設などさまざまな場所で使用されています。
環境や人体への影響を考えると、水性塗料を選ぶのがベストです。
油性塗料は希釈剤に有機溶剤を使用しており、塗装後にVOCとして大気中に放出されます。VOCには、ものを溶かしたり乾燥を早めたりする便利な作用がある反面、環境へのリスクや人体への健康被害、火災事故につながる危険性などがあるため、世界規模で問題視されています。
VOCを含むペンキで塗装すると、悪臭の問題が発生するほか、シックハウス症候群の原因にもなるため、低VOCやゼロVOCの水性ペンキの使用が望ましいです。
まとめ
今回は、ペンキを売ってる場所と、それぞれの品揃え・メリットデメリット・価格感などを解説しました。手頃なペンキをお探しの方は、100円ショップやホームセンターに出向くのもいいと思います。
しかし、高性能なペンキや環境・人体に優しいペンキをお探しの方は、塗料専門店の実店舗やオンラインストアで購入するのがおすすめです。エコスオーガニックペイントは、いやな臭いがない・発色が良い・大容量で割安になる・カラーの選択肢が多い・VOCや有害物質を一切含まない…と、メリットが非常に多い塗料です。
基本的には、グリーンエレファント社のオンラインストアでしか購入できませんが、全国どこに住んでいても購入できます。シックハウス診断士や化学物質過敏症サポーターの有資格者からアドバイスを受けることもできるので安心ですよ!

担当ライター
WEBライター 原野 光佳(はらの るか)
WEBライターとして、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。
インテリアデザインやおしゃれな家具・雑貨、色の持つ効果などに関して勉強中です。
化粧品や食品などもオーガニックを好んでおり、ユーザー目線でオーガニックペイントの魅力を伝えていきます!