海外のおしゃれなペンキが日本でも大人気!DIYで塗装してみました

公開日 2025年6月24日 最終更新日 2025年6月24日

DIYでペンキを選ぶ時、100円ショップや近くのホームセンターに出向く方が多いかもしれません。日本にはいろいろな塗料メーカーがあり、高性能なペンキも数多くあります。

しかし、最近は海外のおしゃれなペンキが日本でも人気を集めているんですよ!

海外メーカーのペンキは、日本メーカーのペンキにはない色や質感のものが多く、インテリアの一部として映えます。

私もグリーンエレファント社のコラム記事執筆を機に、海外のおしゃれなペンキに興味を持つようになりました。

今回、海外で人気のペンキメーカーをご紹介するとともに、DIYで植木鉢を塗装した体験記もまとめていきます。

「海外のおしゃれなペンキを使ってみたい!」「エコスのペンキって実際どうなの?」という疑問をお持ちの方は、ぜひご覧ください。

日本でも注目されている海外で人気のペンキメーカー

海外では、DIYを行うことはごく当たり前のことで、家族そろって塗装をしたり修理をしたりするのが習慣になっている地域もあります。

特に、アメリカやヨーロッパでは、雑誌やテレビで日常的にDIYが取り上げられているくらい、DIY文化が根付いています。

そんなアメリカやヨーロッパには、人気のペンキメーカーが数多く存在しており、日本のDIY塗装をする方々からも注目されています。

アメリカのベンジャミンムーアなどが有名

海外でもっとも有名なペンキメーカーの一つが、アメリカのベンジャミンムーアです。3600色のカラーラインナップに加え、防カビ性や低VOC、低臭性、無鉛を兼ね備えているのが特徴的で、アメリカNO.1塗料メーカーと呼ばれています。

アメリカには、他にも、マットな質感が特徴的なラストオリウム、建築用塗料が得意なシャーウィン・ウィリアムズなどの人気メーカーがあります。

DIY大国・オーストラリアでは、CANSTAR BLUE賞を受賞したメーカーのヘイムスペイントが有名です。

DIY発祥の地・イギリスにもさまざまなペンキメーカーがあります。品質の高さに定評があるファローアンドボール、世界でもっとも黒い塗料で知られるベンタブラックなど、それぞれ異なる魅力を持っています。

《参考サイト》日本デザインプランナー協会【JDP】

DIY・日曜大工・ハンドメイドの違いとは?DIYの基本を理解しよう


イギリス人科学者が開発した有害物質ゼロのペンキメーカー

イギリス発のおしゃれなペンキメーカーの一つが、エコス社です。エコス社のペンキは、上品で繊細な色合いが特徴的で、壁に塗るだけで海外のお部屋のようになります。しかし、注目すべきポイントはほかにもたくさんあります。

エコス社のペンキの最大の特徴は、世界で初めて、そして唯一の有害物質ゼロのオーガニックペンキだということです。

エコス誕生のきっかけは、時代背景と関係があります。

1980年初頭のイギリスでは、シックハウス症候群や化学物質過敏症が社会問題になっていました。その症状は、頭痛やめまい、吐き気、鼻水、喉の痛み、咳など人によってさまざまです。多くの人が苦しむ中、イギリス人化学者のイアン・ウェスト氏とジョン・アシュワース氏が、有害物質や溶剤を一切含まない塗料の研究を行いました。6年の歳月をかけて完成したペンキは、1989年から本格的に製造販売されるようになりました。

オーガニックペイントは、イギリスでは「レイクランドペイント」の名称で販売されています。なんと、動画では開発者のイアン・ウェスト氏は自らペンキを口にしています。

その理由は、エコス社のペンキはすべての成分が無毒で、大人はもちろん、赤ちゃんやペットが間違って舐めても大丈夫なように作られているからです。

低VOC・ゼロVOC・無臭といったペンキはほかにもたくさんありますが、有害物質ゼロのペンキは聞いたことがありません。

エコス社のペンキは、安全性が確実な塗料として、日本や海外で住宅や飲食店、公共施設などに広く使用されています。

《参考サイト》一般財団法人 東京顕微鏡院

新たな段階に入ったシックハウス問題 (第2回)


【体験記】エコスオーガニックペイントで植木鉢のDIY塗装にチャレンジしてみました

グリーンエレファント社は、エコス社のオーガニックペイントを輸入販売している企業です。同社のコラム記事執筆を機に、VOCがもたらす人体や環境への影響、オーガニックであることの重要性を改めて考えるようになりました。

同時に、エコスオーガニックペイント自体に興味を持つようになり、自身もDIY塗装してみたいと思い、今回は体験記として植木鉢のDIY塗装の実例をまとめます!

体験記の画像はすべて私が撮影したものなので、ペンキの色合いや仕上がり方なども参考になればと思います。

植木鉢のDIY塗装に使用したペンキは?

海外のおしゃれなペンキでDIY塗装にチャレンジ!ということで、始める前からワクワクしながら準備に取りかかりました。

今回のDIY塗装に使用したのは、エコス社のオーガニックチョークボードペイント

オーガニックチョークボードペイントは、塗装したところが黒板として使用できるようになるユニークなペンキです。

全25色の中から、ピンク系を中心にサンプルを送ってもらい、その中から「グルービィ(1123)」と「オーキッド(1304)」の2色を選びました。

グルービィは想像通り、鮮やかで可愛らしいピンク色をしており、DIYが楽しくなる印象です。一方、オーキッドはホームページで見た色合いよりも柔らかく、優しい色合いだと思いました。

ホームページやカタログの記載通り、ペンキ特有の臭いは全くありません。

やや柔らかめのテクスチャー(常温保存)で初心者でも塗りやすい印象です。

植木鉢のDIY塗装で準備するもの

植木鉢のDIY塗装で準備するものは以下の通りです。

・塗装する植木鉢

・塗料(ペンキ)

・サンドペーパー(240番を使用)

・養生シート

・塗料混ぜ棒(割り箸でOK)

・塗料皿(食品トレーでOK)

・使いやすい刷毛

塗装する植木鉢は、100円ショップで販売されている素焼き植木鉢です。

素材はラテライト、サイズは10×11.4×6㎝、明るいブラウン色のシンプルな植木鉢を選びました。

刷毛は2種類用意しました。一つは100円ショップで販売されている平刷毛、もう一つはスポンジ刷毛です。小さめの植木鉢なので、スポンジ刷毛のみでも十分塗装できますが、鉢口の溝など、細かい部分を丁寧に塗りたい方は平刷毛を用意しましょう。2つの植木鉢に対し、10mlの塗料を2色使用しました。

《参考サイト》100均 通販 ダイソーネットストア【公式】

素焼き植木鉢(2個)

《参考サイト》100均 通販 ダイソーネットストア【公式】

平ハケ、30㎜

植木鉢をDIY塗装する手順とポイント

植木鉢を塗装する前に、サンドペーパーで表面を軽く研磨しておきます。この手順を踏むことで、ペンキの密着性が高まり、均一に広がりやすくなります。仕上がりをよくするためのちょっとした手間ですね。

塗料皿にペンキを移したら、スポンジ刷毛で塗装していきます。

今回、スポンジ刷毛を初めて使用したのですが、その使いやすさに驚きました!

刷毛を使うよりも塗料が素材にのりやすく、ムラになったり筋が残ったりすることもありません。

ですので、細かい部分以外はスポンジ刷毛で塗装するのがおすすめです。

エコス社のペンキは、20℃程度、湿度80%以下の環境での塗装が推奨されています。気温が高くなり始めた時期なので、エアコンをつけた室内でも20℃は難しかったですが、室温30℃以下、湿度80%以下での環境で塗装しました。

ペンキごとの特徴と注意点

「グルービィ(1123)」と「オーキッド(1304)」は、同じチョークボードペイントでも、それぞれ塗装する感覚や難易度が違います。

先にオーキッドを使用したのですが、DIY初心者でも手こずることなく、とても塗りやすい印象です。

1回塗りでもムラになることはなく、植木鉢の元の色がしっかりと隠れました。よって、サンプルの10mlを使い切ることなく、完成しました。

一方、グルービィの方は、塗った瞬間に「オーキッドよりも塗りにくい」「綺麗に色がつかないかも?」という率直な感想を持ちました。

植木鉢の元の色が濃色だったこともあり、グルービィの鮮やかな色が目立ちにくい印象です。この色が気になっている方には、白色や淡色の下地に塗るのをおすすめします。

1回塗りをした時にムラになってしまったため、日を改めて2回塗りしました。10mlで2回塗りしましたが、やや足りないかな?と感じます。同じペンキでも、色が違うと必要量まで異なる場合があるのは新しい発見です。

詳しく調査したところ、同じメーカーでも色によって隠ぺい力に差があることが分かりました。発色の良い黄色や赤などは、黒に比べると隠ぺい力が弱く、下地の色に影響されやすいのです。

結果的には、オーキッドに比べると難易度が高いと感じたものの、乾燥後は明るく可愛らしい色になったので安心しました。

エコス社のチョークボードペイントは、油性同様の強さ(耐久性)があるので、跳ね汚れに注意が必要です。すぐに落とせば問題ありませんが、乾いてしまうと落とすのが難しくなります。

ペンキ汚れの対策法やこぼれた水性塗料の落とし方などは以下のコラムで詳しく解説されています。

《参考サイト》RESTA DIY教室

色で異なる隠蔽力の違い

まとめ|海外のおしゃれなペンキを使ったDIY塗装は楽しめます!

今回は、海外のおしゃれなペンキの人気メーカーやDIY体験記をまとめました。

 

海外にはおしゃれで質の良いペンキメーカーが多数ありますが、エコス社のオーガニックペイントはどんな方にも自信をもっておすすめできます!

完全無害でVOCや有害物質ゼロなので安心して使用できますし、発色が良く初心者でも納得いく仕上がりになります。

 

上の画像は、私がDIYで塗装し、チョークでイラストを描いた植木鉢です。チョークで文字やイラストが描けるので、オリジナリティが生まれます。

完成した植木鉢には、ひまわりとコスモスの種をまきました。花が咲くのが楽しみです!

 

このコラムを参考に、海外のおしゃれなペンキでDIYをお楽しみください!

担当ライター

WEBライター 原野 光佳(はらの るか)
WEBライターとして、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。
インテリアデザインやおしゃれな家具・雑貨、色の持つ効果などに関して勉強中です。
化粧品や食品などもオーガニックを好んでおり、ユーザー目線でオーガニックペイントの魅力を伝えていきます!

グリーンエレファント

2009年設立。2012年よりエコスオーガニックペイントを輸入販売しています。シックハウス診断士、化学物質過敏症サポーターの資格を取得したスタッフが応対します。

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